カルカッタへの列車の旅 パート1


点はムンバイから東250キロのプネ市にあります。今回のインドボランティア旅行では、新しい場所でのプロジェクトの可能性を探り、ヒロシマ・ナガサキ原爆展示会や文化交流を行うため、カルカッタまで列車の旅をしました。カルカッタは私たちにとって初めて訪れる町です。マザーテレサが活動した場所ともあって、前から行きたいと思っていましたが、プナ市は西の端のほうに位置し、カルカッタは東の端に位置するので、なかなか足を運べずにいたのです。今回は前もってカルカッタ行きをスケジュールに組み入れておきました。さて、プナ市からカルカッタまでは列車でなんと36時間、2020キロの距離です。これは、北海道から九州までを鈍行列車でゆっくりと旅するようなものです。インドの列車は長所もあれば短所もあります。

電車の中
 

私達が乗ったのは、3Tier〔3段ベッド〕、エアコンなし・・・のクラスで、寝台車ではありましたが、庶民的なクラスで、乗っていた人々は英語を話しませんでした。それでも、人懐っこいインド人のことですから、たくさんの人と仲良くなりました。

インドの電車は、日本の感覚で乗っていると、かなりのカルチャーショックに陥ることになります。とにかくあらゆる人が入ってくるのです。あらゆる種類の物売り、子供の乞食、肢体障害者の乞食、パフォーマー、掃除をしてお金をもらいにくる人、あげくの果てにユニックと言われる男性でも女性でもない人が、寄付をくれればその良い行い(カルマ)で、あなたは次の人生で祝福されますよ・・・と言うことで、堂々と寄付を求めに来ます。

いつもラッシュアワー。ときかくにぎやかなんです。朝の5時から夜の10時ごろまで、ほとんど休むことなく、誰かがやってきます。次の写真は、車内で物乞いをしている、一般には「ヒジュラー」と呼ばれている、男性でも女性でもないアウトカーストに属する人です〔写真中央奥〕。大抵はサリーをまとった、中身は男性の人が多いようです。

電車の中でものを買って食べるのは安全ではない・・・と聞いたので、食糧を事前に買い込み、電車の中で食べましたが、何しろ、36時間の旅の上、かなり電車が遅れたものですから、持って行ったパンもぼろぼろになってしまいました。〔パート2に続く〕


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です